OrbitMagic® 2 FAQ
OrbitMagic® 2を理解するためのキーワード
データベースとInDesignがシンクロしているということだが、どういう意味があるのか?
自動組版・データベース組版の世界では、データベースのデータを流し込むことによりドキュメントを完成させる技術はほぼ完成しています。しかしデザインワークが主体となるDTP制作作業では、修正をDTPソフト上で行なわなければならない状況が少なからず発生します。この場合、DTPで修正したテキスト、画像などの情報を簡単にデータベースに戻せればデータベースとDTPファイル上の情報の一致を効果的に解決することができます。
OrbitMagic® 2では、InDesign上での修正をデータベース用のデータとして取り出す技術を採用することで、InDesignをデータベースのデータ修正ツールとしても活用できるようにし、DTPファイルの完成時にデータベースデータの修正も完成していることを実現しました。
なぜデータベースとInDesignのシンクロが実現しているのか? 他メーカーのものとは何が違うのか?
InDesign自体がXMLを用いた外部とのデータ交換機能を備えており、原理的にはデータベースとのシンクロは可能です。しかし、InDesignのXMLがデザイン上のスタイル(体裁)指定と関連しているため、ファイルごとに注意深くXML構造を揃えないとデータベースへの戻しデータを得ることは困難です。
OrbitMagic® 2では、
- データベースとのデータ交換用のXMLをInDesign用XMLと別に規定
- プラグインを用いることによりInDesignへの掲載するデータ(以下、掲載データ)の流し込みとInDesignファイルの状態をデータ交換用XMLとして取り出す
ということによりデザインの依存を最小限に抑え、各種データベースとの掲載データの交換を容易に行なうことを実現しています。
媒体ごとにデータベースを持たせているのはなぜか?
OrbitMagic® 2のコンセプトは、掲載データをInDesignファイルに流し込むだけに止まらず、制作作業全体を効率化する仕組みを提供することにあります。
このため、
- 掲載したい生データ(商品情報、商品画像等)のデータベース管理
- 生データから掲載データの変換・置換、とりまとめ加工
- 掲載データのデータベース管理
- 制作作業を自動化するための情報データベース管理
を明確に区別して、制作する版下、完全原稿、作業フローに合わせたシステム提供を可能にしています。
媒体は掲載情報の違いにより1. 2. 3. が異なる為、基本機能が異なるデータベースを準備しています。ただしお客さまの作業フローやデータ管理方法に応じてカスタマイズのご提案を合わせて行なう予定です。
InDesignのXMLタグとはなにか? また、OrbitMagic® 2ではこれに対して特殊な機能を付加しているのか?
InDesignの「XMLタグ」は、
- データの目印となる
- タグにスタイルを関連つけることによりデータを差し換えてもスタイルを維持する
という機能を持っています。
OrbitMagic® 2ではこれらXMLタグの機能を活用し、XMLの仕様範囲内で、組版用条件などを保持しているなど、InDesignと最大限共用できるように特殊な機能付与はしていません。
追加カスタマイズとはどのような内容を想定しているのか?
- ローカルルールである掲載用の生データから掲載用データへの加工・置換およびまとめ処理対応
- 掲載情報データベースの修正・拡張が必要な場合
- InDesignプラグイン側での組版機能の拡張が必要な場合
- 既存の商品データベースなどの接続が必要な制作・組版システムのSI構築
などを想定しています。もちろん、お客さまの課題に応じてOrbitMagic® 2を機能部品を利用した各種SIも御提案いたします。
印刷物制作の強力な支援とは具体的にどういうことを考えているのか?
- OrbitMagic® 2の導入を検討いただいているお客さまの多くがデータ入稿、クライアント連携といった課題も抱えております。これまで、様々なソリューション・カスタマイズを提供してきた富士フイルムシンプルプロダクツはこれまでの知見を生かしてお客さまへ様々な価値提案をさせていただいています。例えば、シンクロ組版により完成したデータベースの活用方法や、売上を左右する販促企画の支援や、企画の段階での台割りやレイアウトなどの事前シミュレーションの実現などといった内容をお客さまの意向に沿った形で提案させていただいております。
- また、今後提案の幅を広げる上で、完全自動組版と半自動組版の融合も考えております。もともとどちらもデータベースの情報を誌面に展開することを目的としていますので、目的に応じて使い分けることが可能と考えています。完全自動組版と半自動組版の融合については、現時点では構想段階ですが、近日改めてご紹介する予定でおります。
OrbitMagic® 2の導入メリットについて
データが揃わない、直しが多いといったチラシ・カタログ特有の作業効率化に効果を発揮します。
カタログやチラシといった媒体では、これまでシステム化に不向きと考えられていました。その理由として、以下が上げられます。
- 入稿時に原稿が全て揃っていない
- 情報の不一致の原因となる、急な直しが多い
- デザインが先行した場合、仮データでデザインワークをスタートしなければならない
- 制作に関わる人数が大勢で、かつ掲載商品が膨大であるため、情報管理のルールが徹底できない
OrbitMagic® 2ではこれらの問題に対応すべくデータを一元で管理し、データベース、InDesignのどちらか一方を更新するだけで、常に最新に同期を取る仕組みを実現しております。一般的に、デザインレイアウトに関する直しが多い場合はInDesignですべての直し作業を実施したほうが効率的ですし、値の修正が多い場合はデータベースの値を修正したほうが効率的です。OrbitMagic® 2では、どちらを修正しても、どちらにも反映されますので、直し作業が飛躍的に効率化されます。
データベースとInDesignをシンクロさせることで、さまざまな二次媒体への展開ができます。
新情報をデータベースで管理していることで、以下のメリットが上げられます。
- POPや商品カードといった派生媒体の制作が飛躍的に効率化されます
- カタログ制作の場合、最終データを持っているということが次回受注するときの有利な判断材料になります
- クライアントの販促情報と比較することで、売上効果測定が可能になります
- WEBを始めとする他媒体への展開が容易に計れます
チラシの店舗差し替えに効果を発揮します。
チラシの場合は店舗差し替え作業の効率化がポイントになります。また、ほとんどの場合、店舗だけでなく、掲載商品の一部差し替え、価格の差し替えなどが発生し、制作者にとって非常にストレスになります。OrbitMagic® 2ではブロック単位での制作も可能にしているため、必要な箇所のみ差し替える運用が可能になります。
すでにお持ちのデータベースに接続することも可能です。
お客さまがすでにデータベースを所有している場合に、そのデータベースと連携させることも可能です。現状のシステムを調査させていただき、お客さまのご要望に沿ったご提案をさせていただきます。
運用上の懸念点について
OrbitMagic® 2のサポート体制について教えてほしい。
サポートサービスは、当社が実施します。サポートサービスの内容、対応時間については契約を締結させていただきますが、標準では、電話・FAX・メールによる問い合せ対応、当サイトによる情報提供、などです。詳細は契約内容によって異なります。
設置後にお客さま先でデータベース項目の追加は可能か。
- ご提供パッケージでは1媒体あたりのデータベース項目数は導入時に上限を決めさせていただきますので、その範囲内なら可能です
- データベースで管理するテンプレートはお客さまで修正、新規追加ができます
- ローカルルールなどのテキスト置換は設定変更が可能です
シンクロ組版を実施する上での制約事項はあるのか。
- ネットワークでアクセス可能な環境が条件となります
- 5台以上接続する場合は別途ご相談になります。お客さまの規模、用途に応じて都度お見積もりさせていただきます
オフラインで外部制作会社とやり取りしても問題ないか。
技術的には可能です。ただし、取り込み方法など、事前打ち合わせさせていただいた上で、別途カスタマイズ作業が必要になります。


